楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)を主原料として作られる美濃和紙は、その美しさで日本中に知られている。 |
洋紙は「パルプ」と呼ばれる、木の繊維をくだいたものを材料にして機械で作る紙。 |
和紙というのは主に「楮(コウゾ)」「三椏(ミツマタ)」「雁皮(ガンピ)」という木の皮の繊維を材料にして作る紙のことで、「楮」には高級な障子紙などによく使われ、「三椏」はお札などに使われている。 |
約1300年前の美濃の国では、すでに紙が作られていてそれらは『美濃紙』とよばれていました。これが現在の美濃紙の始まり。 |
美濃の国では、紙の原料となる「楮」の質がとても良く、またたくさん採れました。さらに美濃紙は、他の紙に比べて、見た目にとても美しく丈夫で日本だけでなく当時の中国にまでそのすばらしさが伝わっていった。
さらに美濃紙は発展していき、一番盛んに紙が作られていたころは、美濃市周辺の村々でも、約5,000戸の紙すきの家があった。しかし、現在では30戸弱が残っているだけ。 |
先人たちの技法が今もなお受け継がれ、薄くて、強くて、むらのない美しい美濃紙が生産され私たちの暮らしの中で使われている。 |