切子制作

  切子

切子は、薄手の「美濃和紙」を5枚〜10枚重ね、切り出しや「つきのみ」と呼ばれる刃物で一番上の紙に書い描いた下絵に沿って絵柄を切り抜き、すかし絵をつくっていく。古くから地域では「おすかし」と呼んでいる。
絵柄は、「地紋」として必ず「麻の葉」の連続した模様を入れなければならない。
切り子は1年かけてつくる。
4月切り子に使う美濃和紙が配布される。農繁期の合間を縫って制作が行われ9月から本格的に制作される。
10月12日に審査が行われ、色々な賞が決まる。
10月13日六角堂切子祭りが開催される。
翌日観音のお札や供物と共に区内全戸に切子が配られる。

題材の収集・絵柄の構想等も含めると、1年間という時間が費やされることになる。


   道具

繊細な模様を切り出す「つきのみ」.
自らの手作りで、「「鉄のこぎり」の刃を半分に折り、縦にして両サイドを1〜2mm程度カットして刃物にする。
これは、全て手作りされます。カットされる面の大きさによって刃の大きさが違う。3〜5本くらいは使い分けるそうだ。


  参考  和紙  美濃和紙

楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)を主原料として作られる美濃和紙は、その美しさで日本中に知られている。
洋紙は「パルプ」と呼ばれる、木の繊維をくだいたものを材料にして機械で作る紙。
和紙というのは主に「(コウゾ)」「三椏(ミツマタ」「雁皮(ガンピ)」という木の皮の繊維を材料にして作る紙のことで、「楮」には高級な障子紙などによく使われ、「三椏」はお札などに使われている。
約1300年前の美濃の国では、すでに紙が作られていてそれらは『美濃紙』とよばれていました。これが現在の美濃紙の始まり。
美濃の国では、紙の原料となる「楮」の質がとても良く、またたくさん採れました。さらに美濃紙は、他の紙に比べて、見た目にとても美しく丈夫で日本だけでなく当時の中国にまでそのすばらしさが伝わっていった。

さらに美濃紙は発展していき、一番盛んに紙が作られていたころは、美濃市周辺の村々でも、約5,000戸の紙すきの家があった。しかし、現在では30戸弱が残っているだけ。

先人たちの技法が今もなお受け継がれ、薄くて、強くて、むらのない美しい美濃紙が生産され私たちの暮らしの中で使われている。



  麻の葉模様

切子の由来の中でもふれた「麻の葉」の模様の描き方


  実際に彫られた模様

 



  作品



  六角堂の中の麻の葉模様


 

 

  山梨県南アルプス市沢登・六角堂の切子を守る「沢登切子保存会」

 

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